病院の仕事を辞めたいあなたに読んでほしい記事

日曜日, 2月 21, 2021

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 病院の仕事を辞めたいあなたに読んでほしい記事

総合病院の総務で働いている中で、様々な理由で退職していく方を見てきました。
その一方で、ストレスを抱えながら頑張っている方も沢山います。

病院での仕事は「患者がいるから」「自分にしかできない仕事があるから」という呪縛から、決断できない方も多いのだと思います。

キツい環境にいると知らず知らずのうちにそれが当たり前と思ってしまいますし、
他の選択肢が見えなくなってしまいます。

GWなどの連休はそれまでの緊張の糸が急に緩んで、我慢してきたストレスを一気に感じたり、これからのことを考えて憂鬱な気持ちになってしまう方もいると思います。

そんなあなたに読んでほしい記事を書きます。

辞めてもいい

結論から言います。
辞めたくなったら辞めていいです。
仕事や患者よりあなたの方が大切です。

医療業界は心身ともに疲弊する環境です。
人間関係や仕事内容はもちろん、
当直勤務、土日はおろか年末年始やお盆もカレンダー通りの休みとはいきません。
連休も取り辛いと思います。

他のサラリーマンやOLのように土日の連休でリフレッシュ、友人と長期休みで海外旅行、
なんてことができないところも辛いところです。

あなたの同僚には、仕事が全然辛くないと思う方や、休みの問題なんて歯牙にもかけない方も大勢います。
それはその同僚がタフなだけなので、自分はダメだ...と落ち込むだけムダです。

そのような環境で、あなたがしんどい思いをしながら頑張る必要はないと思います。

なぜ辞めてよいか

「あなたの代わりはいない」なんてことはないから

「辞めたくても辞められない」という方の中でこの理由を挙げる方が結構います。
それは間違いです。

組織においては、抜けた誰かの仕事は他の誰かがやることになります。
それは間違いありません。
ですが、それは一時的なものです。

増員もあれば、仕事をスリム化して乗り切ることもあります。
そしてそれを考えるのは上司である管理職であり、組織です。
辞め行くあなたではありません。

思い返してみてください。
あなたの職場でも、先に辞められた方がいるかと思います。
その方の仕事は残った人に分配されるわけですが、
そのとき増えた一人当たりの仕事量は今でも変わっていませんか?

おそらく当時と全く同じということはないと思います。
(増えているとしたら、それはあなたの役職や年次が上がったからです)

責任感のある方には少し悲しくもあると思いますが、それが組織です。
あなたがいなくとも仕事は回ってしまいます。

「あなたの代わりはいます」ので、その点は気にしなくても大丈夫です。

医療職は転職しやすいから

「そんなことない!転職は難しい!」という方、他の仕事と比較すると圧倒的に転職しやすいですよ。

例えばあなたの同僚であり私も属している「事務職」、パソコン使う仕事ですし一見するとどこにでも転職できるように思えませんか?

ですが、誰でもできそうなデスクワークやホワイトカラーの仕事は、誰でもできるからこそ専門的なスキルや目に見える実績が転職市場では求められます。

特に病院総務というのは、他業種・職種の方がアピールするような「販売実績」「営業成績」などはES・面接でもほとんど使えません。

仕事内容そのものが、数字で測られにくいものだからです。
(営業成績が出る一般企業で働いていても、結果が出ずアピールできないという方もいます。)

その点、医療職の皆さんはいかがでしょうか。

医療職の転職市場で最も重要なのは、当たり前ですが「国家資格の有無」です。
この条件のために、医療職というのは一般企業出身者はそもそも応募することのできない「聖域」なのです。

その点、皆さんは絶対的に有利なこの「国家資格」を持っています。

もちろん認定資格の有無、マネジメント経験は求められることはあります。
ですが、大部分の求人ではその点は不要なはずです。

また、一般企業から医療機関へは転職しにくいですが、医療機関から一般企業への転職は可能です。
こうした点からも、医療職は転職はしやすいといえるのです。

私ならどこに転職するか

医療職の方は先述のとおり「国家資格」を持っていますが、それゆえに「私はこの仕事しかできない」と思っているのではないのでしょうか。

私なら、医療機関での仕事が辛くなったら、一般企業への転職を考えます。

なぜか。

こちらの資料をご覧下さい。

あなたの職種は何人でしたか?
思ったより多かったでしょうか、少なかったでしょうか。

さて、私が一般企業をおすすめする理由を端的にいえば
「自分のスキルが希少価値を持つ」からです。
つまり「自分を高く売ることができる」ということです。

総務省統計局の調査によると、2020年度の全就業者数は約6,676万人です。

さて、あなたの資格は日本で働く人のうち何%の人が持っているでしょうか。

例えば薬剤師(薬局・医療施設所属)は約24万人で、全就業者数に占める割合は0.36%です。
1,000人に4人です。

その他に製薬企業や研究職所属の方もいますが、それにしてもかなりの希少さだと思いませんか?
民間企業に限ればなおのことです。

医療関係を扱う大企業、ベンチャー企業は山ほどあります。
医療資格を持ち、医療機関での勤務経験があるだけで、それらの企業では他の方にない大きなアドバンテージを持っていることになります。

また、あなたは英語を話すことができるかもしれません。
英語を話せる人の割合が全体の20%くらいとしましょう。

ひとつのスキルを持つ方はそこそこいるかもしれません。

ですが、このように複数のスキルを掛け合わせるとどうでしょう。

…かなり希少な人材だと思いませんか?

ぜひあなたならではの強みを考えてみてください。

終わりに

ハードな環境で耐えながら学んでいくということも確かに大切なことだと思います。

ですが、今は働き方改革、転職が当たり前の時代です。

医療業界ではつい視野が狭まりがちですが、あなたの強みを活かせる環境は他の業界にも星の数ほどあります。

同じ病院で働く者として、辛い思いをしている方は無理をせず、新しい環境であなたの実力を発揮してほしいなと思います。

お読みくださりありがとうございました。

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病院で働いています。 仕事や医療業界について思うことをnote以上に書いていきます。https://note.com/omochi_company

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